仏像彫刻教室

学ぶこと

教室受講をお考えの方へ

彫刻が始めての方や初心者の方には、一つ一つ丁寧に心を込めて指導いたします。経験者の方には、それぞれの経験や技術に合わせた指導を行います。安心して仏像教室にご参加下さい。初回の無料教室も開設していますので、詳しくはお問合せください。

また、心と体のリハビリとして仏像彫刻に励む方もおられます。頭で考え、手を動かし、通うことで足も使い、体の障害予防・リハビリにもなる様です。心に素晴らしい生き方も学べます。一度是非お越しください。

学びの手順

  • 彫刻刀の使い方・研ぎ方、材質と道具を知る
  • 仏足・仏手・お顔など部分的な彫刻を学ぶ
  • 手本の仏像と教科書を見ながら全身像を彫る
  • 教室以外の時間でも練習手本を持ち帰りできます

この教室では、生徒様が彫り進める時、一体は当所にて見本を作ります。
もう一体は見本を見ながら彫り進めます。生徒様の彫り進める状態に合わせて見本も彫り進めていきます。
教室でもお家に帰っても仏像を彫り進めることが出来ます。見本も生徒様のものと成ります故、いつでも参考になります。

仏像制作の工程

道具

彫刻には様々な道具や彫刻刀を使用します。
鑿(のみ)と呼ばれる荒彫り用から、細かな線や細部を彫刻する際に必要な刀まであります。
また、刀だけではなくて、曲尺や木槌、のこぎりなど多種多様にわたる道具を使用します。

仏像の図面を描く

仏像を彫刻するに当たっては、まずどのような仏像を彫りたいのかをイメージし、参考になるような像があれば、それをよく観察してスケッチします。
写真を直接参考に掘り進めることは可能ですが、全体のバランスが異っているので、出来上がるとアンバランスが生じてしまいます。そのため、写真を参考にする際でも、1度図面に起こすことが重要なポイントとなります。

図面を用材に写す

図面を起こし、彫りたいと思う仏像の寸法が決まると、次は木に図面を写します。
用材に図面を写す場合は総高、幅、奥行とも実際の像の大きさよりも少し余裕を持った寸法で移します。

のこ引き

用材に図面を写した後は、余分な部分を切り落とす作業をします。
まずは正面から取り除き、次に側面の余分な部分を切り取る作業を行います。
この作業を行う事で、仏像の形がイメージできるようになります。

小造り

荒彫りを終えて、要所要所の凸凹面を均して、次の段階へ進むための彫りを小造りといいます。
平刀、小刀、丸刀などを使って、細やかに丁寧に彫ります。

各部の造形

小造りを終えると、次は各部の細かな造形へと進んでいき、顔・体・手と腕・台座という風に順を追って造形を行います。
この時、各部を非常に細かく丁寧に造形していきます。
全体の形が出来ると次は細かな修正作業へと向かいます。

修正箇所の確認と修正

全体を彫り終え、本体と腕、台座などを組み合わせてずれなどが無いか確認します。
特に、付け根や本体と腕の接合部分などがある場合は注意して確認します。
一通り修正箇所を確認すると実際に修正作業に入っていき、彩色や最終調整などを行います。

完成

水戸岡仏像彫刻研究所では、彫刻が始めての方や初心者の方には、一つ一つ丁寧に心を込めて指導いたします。
経験者の方には、それぞれの経験や技術に合わせた指導を行います。
安心して仏像教室にご参加下さい。